ひむか本サバにかける想い

ひむか本サバにかける想い

生粋の海の男が、ひむか本サバにかけた45年

宮崎県有数の漁師町、北浦町で生まれ育った生粋の海の男、中西茂広。養殖漁業の低迷は、漁師町北浦にとってかなり深刻な状況である一方延岡市の自然豊富な山とリアス式日豊海岸海の好漁場を持つ北浦町の利点を活かした商品開発に挑戦。 目をつけたのが「サバ」。消費者の方に本当に喜んでいただくために試行錯誤繰り返すなか、たどり着いたのは「味」や「新鮮さ」だけではなく、

◎ 無投薬で安心安全であること
◎ 年間通して安定して出荷できる体制であること
◎ 一般の価格に左右されないこと

それを実現させるため、養殖協業体を発足させ、商品開発に試行錯誤を繰り返しました。そして周年を通して甘くぷりぷりとした脂肪分を押えたサバを作りあげることが出来、多くのお客様からも評価を頂き、喜びの声が聞かれるようになりました。
そんな努力と想いが「ひむか本サバ」には詰まっています。

「ひむか本サバ」とは?

「ひむか本サバ」の開発

人工種苗の導入試験

ひむか本サバは10月~翌年2月に東シナ海及び日本海で漁獲 された、魚体重100g前後のマサバを用いて養殖しています。 池入れしたマサバは種苗の大きさや導入時期によって異なりますが、 半年から1年間の養殖期間を経通年出荷を行っています。
このように、これまでは天然種苗を用いて養殖していたひむか本サバですが、2018年より、県外から購入した人工種苗を一部試験的に導入しています。過去にも人工種苗を導入した年はありましたが、天然種苗と比較すると成長が劣り、また、出荷までの期間が長引いたことから近年は人工種苗の導入を見合わせていました。しかし、数年前から食中毒の 原因となる寄生虫 (アニサキス) の問題がメディアでもひんぱんに取り上げられるようになったこともあり、特に関東の顧客の要望に応えるために、 アニサキス寄生のリスクがより少ない生産手法に切り替えつつあります。

EPの割合を増やす

EPの割合を増やす

さらに、ひむかサバの養殖用飼料に関しては、養殖開始当時から船上で独自の配合により製造したモイストペレット (M P)を給餌していましたが、2018年からは肉質の均質化と作業の効率化をはかるため、 エクストルーダーペレット (EP)を 使う割合を増やしています。 MPとEPは、魚の健康状態や脂の乗りを考慮して使い分けながら給餌しています。
また、養殖の際に特に気を使う点は、ぬめりの出し方であり、これまでの経験を 活かした独自の処方によりビタミン剤などを配合し、魚体のスレを抑えています。

EPの割合を増やす

カネヲトの主な取引先

カネヲトの主な取引先

宮崎県内を中心に活魚・鮮魚・加工品で販売

主な出荷先は地元延岡市内及び宮崎市内の飲食店です。延岡市、宮崎市の飲食店へは自社の活魚車により周年活魚で搬送し、 生簀のない店舗には店頭で神経〆をして納品しています。養殖場から宮崎市内までは約120kmの距離がありますが、顧客のニーズを第一に考え、夏場でも毎日のように配達することもあります。 通年では生簀網によ るスレに注意を払うため生産用と出荷用の生簀を分け、いつでも状態の良いサバを出荷できる体制にあります。
宮崎県外の出荷先は東京、大 阪、愛知の飲食店です。これらは全て鮮魚での出荷ですが、 生簀から揚げてすぐ、全ての個体を1尾1尾神経〆し、個体ごとにロゴシールを貼り 、空で店舗へ配送しています。配送は生産者自らまたは活魚業者により行いますが、 ロット数が多い市場への発送は北浦漁業協同組合が行っています。 活魚や鮮魚の需要に加えて最近ではセミドレスやフィレーなど、 加工品の注文も多いです。セミドレス、フィレー、一夜干し、炙り、〆サバなどの加工は自ら、 または地元の加工業者の協力により行っています。
ホームページより、冷蔵、または冷凍便で個別対応の発送を行っています。また、タイやニューヨークへも輸出しており、販路は多岐にわたります。

会社概要

会社概要
会社名称 株式会社カネヲト
代表者 中西茂広
所在地 宮崎県延岡市北浦町宮野浦401番地
電話番号 0982-45-2274